1.ウイスキーの歴史
本ブログでは、ウイスキーの歴史を学んでいきたいと思います。なるべくわかりやすくするために、ことば短く視覚的にわかるように書くよう努力します。
ウイスキーの歴史を学ぶことで、下記のメリットがあります。
・単純に面白い
・過去のウイスキーの味から現在の味の流れがわかる
・ウイスキー好きの人との話題
(ウイスキーに興味がない人にも雑学程度に話せる)
・今飲んでいるウイスキーに愛着が湧く
【 ウイスキーの歴史 】諸説あるのであくまでも参考に
ウイスキーは麦芽や穀物を原料に発酵(アルコール分20%程度)させた後、さらにアルコール分を高めるために蒸留(アルコール分40%以上)※1させ、樽の中で熟成させる。
紀元前4世紀:
蒸留の方法がアリストテレスの書物に記載(「海水を蒸留すれば飲料水が得られる」)
7世紀:
中東の錬金術師がアランビック蒸留器(アラビア語で蒸留器)による高純度アルコール製法を発見(沸点:水が100℃、アルコールが78℃)。この液体を「生命の泉」と呼んだ。その後、アランビック蒸留器がヨーロッパ各地に広まる
1171年:
アイルランドにて、ヘンリー2世による侵攻の際には、大麦から蒸留されたお酒が飲まれたと言われている。ただ、残念なことに書物などの公式な記録がない。
1494年:
スコットランドにて、ウィスキーを飲んでいたというスコットランド王室財務省記録として公式に記録に残されている。ただ、この当時のウイスキーは熟成されておらず、ジンやウォッカ等と同様の透明なお酒であった。
18世紀:
たび重なる重税により、税金から逃れるために密造が行われた。この時の隠し場所としてシェリーの空樽に隠し、数年後に開けたら琥珀色のまろやかな液体に変わっていたことがきっかけに木樽熟成を行うようになった。ちなみに、合法蒸留所は8箇所で非合法の密造蒸留所は400箇所以上であった。
19世紀:
妥当な金額のウイスキー製造許可料が導入され、10年後に殆どの蒸留所が合法となった。
20世紀:
日本で本格的なウイスキー造りが始まった。大阪府山崎に1923年第一号蒸留所がオープンした。1933年に北海道余市に蒸留所がオープンした。
※1蒸留:沸点の違いを利用してアルコール水を熱し、蒸発したアルコールを液体化することで、アルコール分を高める